地方へ移住してのんびり暮らしたい、このようにIターンの希望を持つのは決して珍しいことではありません。しかし仕事や住まいあるいは子育てなどを考えると心配になってしまい、なかなか決心できないというケースも目立ちます。そんなIターン希望者のニーズを満たすのが、九州の北西部に位置する佐賀県です。

県域の北側が玄界灘の日本海、そして南側は干拓地の有明海と接し、筑後川に沿って佐賀平野が広がります。またすぐ東側は福岡都市圏が隣接しており、特急列車を利用すれば約40分でアクセス可能です。豊かな自然に恵まれている上、通勤や通学もしやすい、魅力的な住環境が佐賀県にはあります。

もちろん佐賀県がIターンにふさわしい理由はこれだけではありません。県や市町村の手厚いサポートがあることも見逃せないでしょう。例えばIターンを検討する際に、まず心配になるのが住まい。この点、佐賀県では空き家バンクやお試し住宅といったサービスを提供することで、住まいへの不安を解消します。

空き家バンクでは県内の各市町が空き家の情報を提供し、物件の所有者と移住者とを結びます。さらにお試し住宅で移住体験をすることも可能です。これは各市町で用意された家屋で、一定期間にわたって暮らしてみる取り組み。ここで佐賀での生活を体験しておけば、移住後の心配をグッと減らすことができるでしょう。

Iターンの検討でもう1つ不安になるのが、やはり仕事のこと。佐賀県ではサポートデスクを設置し、求人情報の提供をはじめ県内企業への訪問やマッチングといった、様々な就職サービスを提供します。福岡や東京でも相談を受け付けており、移住希望者の不安解消に努めています。